置き碁解説1-5
こんにちは。赤眼鏡です。
今回は第一回目の解説、最終回です。
前回の解説から一気に手が進み、この138手目についてです。
この手は悪手でした。
実践はこのように進み、黒はだんごにされてしまいました。
このように石をだんごにされてしまうのはよくないです。
ダメが詰まって攻め合いは負けやすくなり、目がなくなってしまうなど、良くないことがたくさん起こってしまいます。
実践でも黒のダメ詰まりを狙われてしまい、このような強引な手が成立してしまいました。
この手についてですが、この解説の1回目で「ポン抜きをさせない」ということを解説したと思います。
「じゃあ、こうすればいいじゃないか」という方がもしかすると、いらっしゃるかもしれません。
しかし、この場合は「ポン抜きをさせない」の例外に当たります。(1回目で、『例外がある』と書いたのはこのためです。)
なぜなら今の状況では、ポン抜きを黒にさせてしまう損失よりも、黒の石をとる方が得だからです。
「ポン抜き30目」の格言は、ポン抜きをしたことによる厚みをうまく生かすことができて、初めて大きな手になります。今回のような状況だと白としては、黒はポン抜きをした厚みがうまく生かせない、と考えているためこのような手を打つことができるのです。
では、黒は138手目でどうすればよかったのでしょうか。
これが一番良かったです。
白2と一子取られてしまいますが、黒一団がだんごにされずに済みます。
だんごにされないことで黒の石の強度が全然違います。
実践とこの図の違いをよく確認してみてください。
ーまとめー
・石をだんごにされないようにする。
皆様いかがだったでしょうか。
今後も、このような感じで、進めていきたいと思います。
よろしくお願いいたします。
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