赤眼鏡の囲碁ブログ

全国大会優勝の経験者が書く、級・低段者のための囲碁のブログ

にほんブログ村 その他趣味ブログ 囲碁へ
にほんブログ村

置き碁解説2-1

こんにちは。赤眼鏡です。


解説をしていこうと思います。


早速ですが、この8手目です。
悪い手ではないのですが、黒は弱気です。
ここは3-十七にオサエるところでした。

しかし、「オサエると白2のキリチガイが怖い」という方がいらっしゃるかもしれません。
確かに、このように打たれると難しい戦いにされてしまいそうです。
そんな時は3と中央の石からノビるのが簡明です。
格言でも「切り違い一方をノビよ」というものがありますね。
3とノビた時に考えられる主な変化は次の3つです。

白がこの図のように4,6と打つならば、黒は白2の石をとれば不満無しです。

(白4は2-十七)

白がこの図のように4,6と打つならば黒は隅を生きます。
隅を生きると白を分断できるので、戦いは黒が有利です。

(黒1は3-十七、黒5は3-十八)

白がこの図のように隅から6と打つならば、外から捨ててしまいましょう。
黒は先手で厚みを作り、好きなところに打つことができます。


このように、どの変化も黒の満足な結果になります。
そのため最初の図に戻って、黒は弱気にならずに隅をオサエるべきでした。



ーまとめー
・弱気は禁物
・切り違い一方をノビよ