赤眼鏡の囲碁ブログ

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置き碁解説2-4

こんにちは。赤眼鏡です。


早速解説です。


今回は44手目と右辺について解説したいと思います。
この44ですが、皆さんお分かりの通りよくない手です。
おそらく凡ミスだと思います。

45と打たれてしまい、36,38の石が取られてしまいました。
黒はどうすればよかったのかというと…

黒は石がとられないようにすれば、それでよいです。
しかし、その中でも最強に頑張った手はこれです。
この黒の手は、絶対の手を自分が打てるようにするための手になります。
「絶対の手」についての解説は置き碁解説1-2でしているので良かったらみてください。

このような進行が考えられます。
白2と打たせることで黒の石がアタリになるため、黒の石を助け出すために黒3という絶対の手を打つことができます。
続いて黒は5まで逃げて黒7といったん手を戻します。
中央の白の石を弱い状態にすることができるので、黒大成功な局面にすることができました。
黒は有利な局面を作るチャンスだっただけに惜しいことをしました。
凡ミスに関しては何度も痛い思いをして、間違えないようにするしかないです。


さて、ここまで進んだときに白は51と右辺に侵入しました。
ここに打たれると、どうすればいいのか分からないという方が多いと思います。
そのため、ここで黒はどうすればいいのかを少し書こうと思います。

実践はこのように進みました。
もちろんこれは悪くない進行なのですが、右辺の黒地はなくなってしまいました。

辺を地にしながら相手の石を攻めたい場合は、上の二つの図のように地にしたい方を鉄柱するのがいい手になります。
これにより、白はこれ以上侵入することはできません。

続いてこのような進行になります。
黒は右辺の黒地を確保しつつ相手の石を攻める進行にすることができました。
地を確保しながら相手の石を攻めたいときは、鉄柱してみましょう。



ーまとめー
・凡ミスはなんども痛い思いをして間違えないようにしよう。
・鉄柱で地を確保しながら攻めよう。