置き碁解説6-7
こんにちは。赤眼鏡です。
6回目の置き碁解説も今回で最後です。
それでは解説です。
今回は84手目(11-五)です。
この手は筋が悪い手でした。
すぐに白85と打たれ、黒84の手が愚形になってしまいました。
ここは黒1と打つくらいでした。
これなら形が悪くなることもありません。
少し手順が進み、黒96(8-四)と打ちました。
この手はいい手でした。
白が仮に逃げると、黒4と打ってきそうです。
少し手順が長いですが、白の中央は味が悪いのでまぎれそうな感じがします。
または、黒は2と打つこともできそうです。
どちらにしても白は逃げると黒にチャンスを与えてしまいそうです。
そのため、白は逃げずに石を捨てて中央を手入れしました。
これでほぼ白の勝ちです。
この碁は序盤のそっぽを向いた手が結果的に致命傷になってしまいました。
石を取られる以外に、そういった手が敗着になってしまうことがあります。
そういったことにならないように、どこが大きいかということを常に意識しておくと、碁の打ち方も変わってくるでしょう。
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