赤眼鏡の囲碁ブログ

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置き碁解説1-3

こんにちは。赤眼鏡です。


今回も解説です。
前回の解説は難しいので、理解ができなくても大丈夫です。
(前回のことは、私も日本棋院の院生になる時に学びました。)
今回の解説は知識として役に立つと思います。


今回は58手目と後で出てくる78手目です。
まず58ですがあまりよくなかったです。

実践はこのように進み、黒62と切った石が白65とすぐに取られてしまいました。
ちょうどシチョウになっていて逃げることができません。
黒は58と打ち、下辺と連絡することはできませんでした。
実は、ここの損が案外大きかったのです。

黒は気を取り直して、黒66,72と下辺を守りました。
しかし、黒は下辺だけでなく、左下も危なくなってたのです!

白は73と動き出し、左下をとってしまいました。
黒78では2-十六と打ち、白79、黒1-十五と打てばコウになるところでした。


さて、左下だけを切り取ってみました。(便宜的に、外側に傷はないものとします。)
このような形を打ったことがある方も多いのではないでしょうか。
今日は「この形は黒が危ない」ということを覚えていただけると嬉しいです。

白は16と18のアタリを打ち、20と動き出すと手になります。
黒21と打ってきても、白24とサガルのが良い手です。

続いて黒25、27と打つならば、白28が好手です。
白30となると黒は1-十七に入ることができず、取られてしまいます。
そこで…

黒は図のように25、27と打ち、コウにするよりありません。
続いて白は黒29の石を取り、コウが始まります。
しかし、もともと黒の陣地だったところなので、白としては負担の軽いコウです。


ーまとめー
今回はありません。
読みが中心なので、また違った難しさだと思います。
しかし、実践で良く出るので覚えておいて損はありません。