赤眼鏡の囲碁ブログ

全国大会優勝の経験者が書く、級・低段者のための囲碁のブログ

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置き碁解説6-5

こんにちは。赤眼鏡です。


早速解説です。


今回は46手目(15-十五)です。
この手はよくありませんでした。

実践はこのように進行しました。
これでは下辺の白模様が大きすぎです。
このまま下辺がすべて地になると、黒の四隅の地に匹敵します。
それでは、黒はどうすればよかったのでしょうか。

ここはいろいろな打ち方がありますが、すぐに思いつく手は二つあります。
一つ目は浅く消す方法です。
これは形成判断に自信のある方におすすめです。

二つ目は深く入る手です。
これは読みに自信のある方におすすめです。


今は下辺が大きい場所なので、もう少し下辺を制限するように打つべきだったのです。

置き碁解説6-4

こんにちは。赤眼鏡です。


早速解説です。


今回は黒38手目です。
この手はそっぽを向いた手です。

実践は白45手目まで進行しましたが、下辺がかなり大きくなってしまいました。

黒38手目では下辺に打ちたかったです。
力に自信があれば、このように打ちます。

先ほどの図に自信が無ければこのように打ちます。
どちらの図もありそうなので、好きな方を打ちましょう。


どこが大きいかということを考えながら打つだけでも強くなります。
ぜひ考えて打ってみてください。

置き碁解説6-3

こんにちは。赤眼鏡です。


早速解説です。


今回は34手目です。
この手は面白い手です。

通常は実践のようには打たず、32手目で図のように打つのが普通です。
実践は左上の隅も黒地にしようとした手になります。
善悪は不明ですが、実践の手もありそうです。

実践はこのような進行になりました。
互角だと思います。

仮に白が1と打つと黒は手を抜くと思っていました。

白が左辺を打つと黒4があると思っていたからです。
しかし、白5がうまい手で黒はとられていそうです。
対局当時は白5に気が付かなかったため、実践の進行にしました。

白1と打ったら、黒も左辺を打ってこのような進行にするしかなさそうです。
この進行も互角です。


実践の34手目のように工夫した手を打ってくれることは、置き碁を打つ上手としても楽しいところです。
ある程度実力がついてきたら、常識にとらわれずに自分の手を打てるようにしてみましょう。