置き碁解説5-4
こんにちは。赤眼鏡です。
早速解説です。
今回は58手目です。
この手は面白い手です。
通常はこのように外を固めないように打つと思います。
後に、15-五のキリを狙います。
もちろんこれが普通であり、最善のような気もします。
しかし、黒は後手を引くことを嫌いました。
黒は58,60と打つことで先手で右上の隅を守り、左上の大場に回りました。
白としても右辺の模様が拡大したので不満はありません。
この分かれは互角だと思います。
このように自分の個性を出しながら柔軟に打つことは、囲碁のだいご味でもあります。
置き碁を打つと、このように下手が自由な発想で打ってくれるので、上手としても非常に勉強になります。
蛇足ですが白60で手を抜くと、このようにはねられます。
白は二目の頭をはねられているので、つらいです。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。