置き碁解説5-5
こんにちは。赤眼鏡です。
早速解説です。
今回は、上辺のヒラキ(11-三、74)です。
この手は工夫をした手ですが、少々イマイチでした。
通常はこのように打つところです。
これならば地を確実に稼ぐことができます。
しかし、白に押されてしまうと右辺の白模様が拡大してしまいます。
黒はこの展開を嫌いました。
仮に白が一個前の図と同じように右辺の白模様を拡大するのなら、黒は消しに行きます。
黒は一個前の図よりもこの図の方が良いという判断です。
そして、白が13-三(75)と地を得するのならば、黒は11-五(76)で右辺の白模様が消えます。
ここまでは良かったのですが、白から13-二(77)が効いてしまうのが黒にとってつらいところでした。
なぜなら、白は77が効くと上辺が荒らしやすくなるからです。
黒が仮に手を抜くと白4がいい手になってしまいます。
黒も取られないように抵抗をしますが、白10まででコウになってしまいます。
途中、黒7と変化をすると取られてしまいます。
次回は、白は上辺をどのように荒らしたのかについて解説します。
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