赤眼鏡の囲碁ブログ

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置き碁解説2-2

こんにちは。赤眼鏡です。


本日も解説です。
やや難しいので、雰囲気を感じ取ってもらえるといいです。


今回はこの20手目です。
この手はイマイチな手です。
なぜなら…

次に白21と打たれてしまうと黒の形が崩れてしまうからです。
形が崩れるとは、自分の石が効率の悪い形にされてしまうことを指します。
今回の場合、黒は18と20の石と10-四の石の両方をつなげるには、下の図のように打つしかありません。

しかし、このように打つと黒3子がアキ三角という形になってしまいます。
アキ三角は愚形の代名詞ともいえる形で、効率が悪いです。
では黒はどうすればよかったのでしょうか。

一つは相手に打たれると困るところに自分が先に打つという方法があります。
この後、下の図のように白は封鎖をし、黒は切って戦いを始めるといった進行が予想されます。


形の概念を理解することは難しいです。
そのため、まずは対局中にアキ三角に気が付くことから始めてみるといいと思います。
そして、対局後に上手の人にどうすればよかったか聞いてみましょう。



ーまとめー
・アキ三角に注意