赤眼鏡の囲碁ブログ

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置き碁解説3-6

こんにちは。赤眼鏡です。


3回目の置き碁解説も今回で終わりです。
この解説が皆様のお役に立てているのなら光栄です。
では、解説に移りたいと思います。


今回は右下の134手目です。
この手は悪手でした。
格言では、「ケイマのツケコシ切るべからず」というやつです。

このように打たれると、右辺の白が下辺とつながってしまいます。
実践は少し違う打ち方をしましたが、この図とほとんど同じです。
では、黒はどうすればよかったのでしょうか。

このように受けるくらいのところでした。
こう打つことで、黒にチャンスが来ています。

実は黒3のところが白に利いているので、白は右辺の白を助け出すことが容易ではありません。
仮にこのように進むと、下辺の黒を助け出されてしまいます。
これは黒がかなり得をしているので、形勢は黒が良くなっていても不思議ではありません。


戦いでは、多少の損は気にせずに打った方が、戦いで有利になりやすいです。
どこが利き筋になっているかを見ながら打てるようになると、強くなると思います。



ーまとめー
・ケイマのツケコシ切るべからず
・戦いでは多少の損を気にせずに打とう
・利き筋を気にして打とう。