赤眼鏡の囲碁ブログ

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置き碁解説1-4

こんにちは。赤眼鏡です。


この前、少年少女囲碁大会が開催されていましたね。
良い成績を収めた人も、うまくいかなかった人もこれからどんどん強くなってほしいですね。


以下解説です。

今日は88手目と94手目、96手目です。(96手目はマークを付けていませんでした。)
まず88手目ですが、これは明確に悪手でした。
おそらく、左下の石がとられたことで焦って打ってしまったのだと思います。

実践はこのように取られてしまいました。
88手目を打った時に白がどのように打ってくるか分かると思います。こういうところで、凡ミスをしないようになると強くなります。
私自身もそうですが、間違えた時に焦らず、うまく気持ちを整えられるようになるといいですね。

続いて94手目ですが、この手は落ち着いたいい手です。
黒も気持ちを落ち着けることができたのだと思います。
黒の中央の一団を補強することで、その右隣の白の石を少し狙うことができます。
反対に白に94と出られてしまうと、黒の中央の一団が危険な状態になるところでした。

白も中央付近の石が少し危ないので、95と手入れをしました。
ここで黒に先手が回りました。
実践は左辺に打ちましたが、右辺に打った方が良かったです。
左辺には黒に弱い石がありませんが、右辺には黒の弱い石があります。
こうしたときには、弱い石を補強した方が良いです。

実践は白に97と打たれてしまい、また黒が苦戦しそうな局面になってきてしまいました。


ーまとめー
・間違えた時に焦らない。
・弱い石は補強する。